医師の処方箋が必要な「OTC類似薬」は、市販薬と成分などがほとんど同じで、保険適用の対象であることから、1割から3割の自己負担で済みます。

このOTC類似薬をめぐって、きょう、上野厚生労働大臣と片山財務大臣は協議を行い、77成分、およそ1100品目を対象に、薬剤費の25%を料金に上乗せすることで一致しました。

関係者によりますと、対象になる医薬品は解熱鎮痛剤の「ロキソニン」や保湿剤の「ヒルドイドゲル」、抗アレルギー薬の「アレグラ」などが含まれているということです。

狙いは、現役世代の保険料の抑制。再来年3月から実施するとしているほか、再来年度以降、追加負担を求める医薬品の対象を拡大する方針です。

政府は、子どもや慢性疾患の患者、低所得の人などに対しては何らかの配慮を行うということです。