独自の取り組み実を結ぶ…一方、課題は「上体起こし」

県は「震災後、活動制限にともなって子どもの体力が著しく低下したことを背景に、専門家などが作成した体づくりのプログラムを授業で実践するなど県独自の取り組みを10年以上進めてきた」ことを要因に挙げています。継続的な取り組みが実を結んだと言えます。

一方で、30秒間で仰向けの状態から身体を起こす動きを繰り返す「上体起こし」は、いずれの学年も全国平均を下回っています。

筋肉の持久力、いわゆる筋持久力を測る上体起こしですが、県教育委員会は「一朝一夕で成果は出にくいため、継続的な取り組みが必要」と指摘します。今後も継続的に授業で筋持久力を高める取り組みを進めていくほか、イスに座って歯磨きをしながら足を浮かせてバランスをとるなど、日常生活でこうした力を向上させる動きを取り入れてほしいとしています。