2022年9月の台風15号による甚大な被害の影響で、全線運休が続いていた静岡県の大井川鉄道の大井川本線が12月16日、およそ3か月ぶりに一部の運行を再開しました。大井川鉄道の大人気SL「きかんしゃトーマス号」も冬の装いで登場です。
 

運転再開に合わせて新金谷駅に戻ってきた「きかんしゃトーマス号」

静岡県中部を走るローカル線大井川鉄道の本線は、台風15号による土砂崩れなど甚大な被害を受けた影響で、9月24日から、金谷駅(静岡県島田市)~千頭(静岡県川根本町)の全線で運休が続いていました。

当面は新金谷と家山の間を結ぶ「きかんしゃトーマス号」=16日午前10時半ごろ

このうち、金谷駅から家山駅(静岡県島田市)の区間の復旧工事がよやく完了し、12月16日の始発から、部分的な運行を再開しました。

「きかんしゃトーマス号」をバックに写真を撮る乗客 みんな、この日が来ることを待っていた=新金谷駅

この本線の一部再開に合わせ、大人気SL列車「きかんしゃトーマス号」の冬の特別運転も、新金谷~家山間で16日から始まりました。
   

「きかんしゃトーマス号」の車体には雪の結晶がデザイン

冬の特別運行は、車体に雪の結晶のイラストをあしらった冬仕様。出発駅の新金谷駅のホームには、この日を待ちわびた多くの親子連れがトーマス号と一緒に写真を撮り、客車へ乗り込んでいました。

<乗客>
「災害を越えて、また日本を元気にしてくれたらいい」

これが大鉄復活への第一歩

ただ、大井川鉄道本線は全体の半分以上の区間で復旧作業が進んでおらず、全線再開のめどはたっていません。大井川鉄道は沿線の自治体などと協議しながら復旧を進めていく方針です。