神社で初詣の準備が進められるなど被災地も年の瀬を迎えるなか、21日青森県内で最大震度4を観測する地震が発生しました。補修工事が行われているNTTの鉄塔では作業が一時中断となりました。
報告 中澤美寿妃 記者
「発生からおよそ2週間が経ちましたが、こちらの神社で地震の被害が未だ残っています。こうした中、年の瀬を前に初詣の準備が進められています」
青森県八戸市の長者山新羅神社は8日に発生した地震で石灯籠が倒れるなどの被害がありました。
今も爪痕が色濃く残る境内では21日、初詣の参拝者にお守りや絵馬を渡すためのテントが設営されていました。
神社は例年通り年末年始の参拝を受け入れますが、すべての修繕を終えるには2年ほどかかると見込んでいます。
参拝者
「今年1年の感謝とお礼しに来た さっきも地震があったけどちょくちょくきているからまだ油断できない」
参拝者
「話には聞いていたが実際見てみるとすごい。こんなにも大きい灯籠が倒れたり、地震のすごさを実感した。震災もなく健康で1年過ごせたらいいなという気持ち」
21日は午前10時半ごろに青森県東方沖を震源とする地震が発生し、県内では八戸市、五戸町、階上町で震度4を観測しました。
NTT東日本によりますと、8日の地震で損傷したNTT青森八戸ビルの鉄塔で補修工事が一時中断となりましたが、進ちょくには大きな影響がなく、新たな大きな被害は確認されていないということです。
県によりますと21日の地震によるけが人や新たな建物被害は今のところ確認されていません。














