北海道の旭川農業高校の生徒たちが酒米生産から製品化まで取り組む「旭農高日本酒プロジェクト」。プロジェクトに参加する生徒たちは20日、旭川市の酒蔵を訪れ、酒米が日本酒になるまでの過程を学びました。
旭川農業高校農業科学科の水稲専攻班は6次産業化による地域活性と経済効果について学ぶため、2021年春から酒米作りをはじめ、ラベルデザイン、商品名の決定、酒造りなど製品化までの全ての行程に携わって、日本酒の製品化を行っています。
20日は旭川の髙砂酒造で、杜氏の森本良久さんの説明を受けながら蒸米機などの酒造りの工程を見学したほか、蔵人しか入ることの出来ない麹室に入って米麹を作る過程を見学しました。
また1分1秒単位で時間を管理する洗米作業や櫂入れ(かいいれ)と呼ばれる仕込み作業を体験しました。
参加した江口敏紀さん(3年)は「全部が新鮮でとても面白かった。自分たちが造る日本酒への思いも強くなった」と話していました。
見学後には今シーズンのラベルデザインも発表されました。
旭農高日本酒プロジェクト シーズン5『想い逢い』は高砂酒造で仕込中。
2026年3月に販売開始予定で、今シーズンは5周年を記念した生酒も数量限定で販売することにしています。














