天皇皇后両陛下と長女・愛子さまは、バレエ「くるみ割り人形」を鑑賞されました。

ボルドーカラーで揃えた装いの天皇ご一家は、19日夕方、東京・渋谷区の新国立劇場に到着し、関係者とにこやかにあいさつを交わされました。

ご一家が劇場に入られると、集まった観客たちは立ち上がり、大きな拍手が起こりました。

鑑賞されたのは「くるみ割り人形」で、チャイコフスキー作曲の音楽にあわせて、クリスマスの物語が繰り広げられる冬の定番の演目です。

ご一家は、時折オペラグラスを使いながらおよそ2時間鑑賞し、カーテンコールではおよそ10分間、観客らとともに拍手を送られました。

公演後、両陛下は舞踊芸術監督の吉田都さんに対して「本当に素晴らしい公演でした」と伝えられ、愛子さまは「小学生や中学生のダンサーも活躍されていましたね」などと感想や質問を重ねられていました。

愛子さまが公的にバレエを鑑賞されるのは初めてです。