帰省や旅行など、いつもと違う場所で災害にあったら…。
『年末年始の防災』に必要な対策を考えていきましょう。

災害は、いつ起きるかわかりません。
能登半島地震は元日に起きました。
先日も、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が初めて発表されたばかり。
“南海トラフ”や“首都直下”など、大規模災害のリスクは日ごろから潜んでいます。
こうした中、年末年始を親戚の家や行楽地など普段と違う場所で過ごす人も多いと思います。そこで『年末年始ならでは』の防災について考えます。

まず重要なのは、滞在先の『ハザードマップ』を確認することです。
自治体のホームページなどで入手し、津波や土砂災害など、現地で注意すべき災害を把握して、避難経路も確認しておきましょう。
そして、久しぶりに訪ねた実家などでは改めて『家の防災』を確認してはいかがでしょうか?

倒れやすい家具は固定されているか、水や食料は最低3日分用意されているか、等。
大掃除も兼ねて、家の隅々の安全をチェックすることも有効です。

寒い時期には『保温対策』も不可欠です。
アルミシート・毛布・カセットコンロなど、電気を使わずとも暖をとることのできる手段を確保しておきましょう。
モバイルバッテリーはもちろん、家庭用の発電機も備えておくと、安心感はより高まります。
意外なところでは、自家用車の『ガソリン』も防災の観点から大切です。
目的地へ移動中の被災や、車で避難するケースも考えられますので、日ごろから、メーターが半分になったら満タンにすることを心がけましょう。

初めて訪れた場所で被災すると不安も大きいでしょうから、備えは重要ですね。
ハザードマップは、年末年始に限らず、旅行の際には必ず確認する習慣をつけましょう。また、いざという時に情報収集の強い味方になるのが『ラジオ』です。
家族や親戚などが集まる機会の多い年末年始は、改めて災害への備えを見直す良いタイミングかもしれません。普段離れて暮らす家族や友人と、大切な命を守る防災について、ぜひ話し合ってみてください。














