なぜ?11月末、過去最高となる1キロあたり1462円に

農林水産省によりますと、11月24日、2025年最高となる1キロあたり1462円を記録。今週はやや下がったものの、平均小売価格は1キロあたり1261円と、平年の1.5倍ほど高い水準です。

背景には、トマトの産地・熊本県が記録的な大雨に襲われ、出荷量が減少したためです。

出荷量が徐々に回復も、平年より高い水準

静岡市駿河区のスーパー「田子重 西中原店」を取材しました。

<買い物客>
Q. トマトは買いますか?
「トマトは買います」

<田子重西中原店 増田克己店長>
「一か月ほど前はトマト1個売りが298円でしたが、今は税抜き168円で、12月に入ってから落ち着いてきました」

出荷量が徐々に回復してきたことから、12月上旬と比べても約15%ほど安くなっていて、少しずつ落ち着きを見せています。鍋料理など野菜の需要が高まるこの季節、白菜やキャベツなどは手ごろな価格になっているといいます。

<増田店長>
「ことしの野菜については今のところ安定していますので、お好きなものを好きな量購入できればいいのかなと思います」

一時期より落ち着いたトマトですが、まだ平年より高い水準で、価格の動きは今後も注視が必要です。