島根県の隠岐保健所が、管内の社会福祉施設に対し、新型コロナの検査結果を誤って伝達し、陰性だった人が4日間、本来不要である療養を要請されていたことが分かりました。
島根県感染症対策室によりますと、伝達誤りが起きたのは、隠岐保健所管内の社会福祉施設に対してです。
隠岐保健所は1日に、施設に対して誤った検査結果を伝達していて、陽性の職員1人と陰性の職員1人を誤認し、陽性の職員には本来必要な療養を要請せず、陰性の職員には本来不要な療養を要請したということです。
陽性の職員は、のどの違和感など軽い症状を訴えていましたが、この施設で7日以降の陽性者の確認はないということです。
4日に隠岐保健所の職員が伝達誤りに気づき、施設と両職員に謝罪。14日になって、県に対し伝達誤りがあったことを報告したということです。
県に対する報告まで10日経っていることについて隠岐保健所は、「報告すべき案件であるという認識と所内での意思疎通が不十分であった」と説明しているということです。
今回の伝達誤りは、職員が検査結果の一覧表の行を読み間違えたことが原因ということで、県は、隠岐保健所に検査結果の2重チェックなどの徹底を求めるとともに、各保健所に対し、報告すべき事項は、会議や文書にて連絡するよう徹底するとしています。
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