槙野監督が考えるマネジメントの5要素とは
選手との関わり方だったり、フロントとの関わり方、ファンとの関わり方、いろいろなところで大事になってくるのがこのマネジメントだと思うんです。このマネジメントについて自分が大事にしている5つの要素。
「信頼関係」、選手とのコミュニケーションを大事にしていきたい。これは自分の良さだと思います。しっかりと話をして、しっかりと関係を作っていく。その中で適切な自分の指示だったり、提示というのをしていきます。
次、2つ目「目標の明確化」。個人としての目標の明確化もそうですけども、藤枝MYFCというチームが今後どうなっていくのか、どうなっていきたいのか。
そして監督としてチームにどういうことを提示していきたいのかというのを細かく数字で提示します。優勝だとかタイトルじゃなくて何なのか、何ポイントなのかというところを具体的に提示していきます。
3つ目「組織力」。フロント、現場スタッフ、そしてファン・サポーター全てにおいて組織として自分たちがどういう方向で向かっていきたいのかというところをしっかりと立てなければいけないと思います。
4つ目「フィードバック」。自分たちが今何ができているのか、何ができていないのかというのをこと細かにしっかりとフィードバックします。色々なチームを見てきましたし、色々な監督さんがいると思いますけども、チームミーティング以外に個人のミーティングもします。
これからチームが始動した時に、1on1のミーティングも選手たちとしたいと思っています。どういう人間性なのか、キャラクターなのか。選手たちのストロングな部分、ウィークな部分がありますけど、こっちもカードをしっかりと提示した中で、フィードバックしていきたいと思います。
最後「柔軟性」。僕も若い監督です。初めてのJリーグの監督です。フロントスタッフの方々、強化の方々、「こういうチーム作りをしてほしい」「ここが今できていない」というところを、しっかりと柔軟に聴く傾聴力を持ってやっていきたいと思います。選手たちの肌感を大事にしていきたいと思います。
前半、選手たちが「相手がこうだ」「システムを変えた方がいい」、そういう柔軟な声にもしっかりと対応していきたいと思います。自らの声だけで前進するんじゃなくて、チーム全体、選手と一緒に作っていきたい。そういうマネジメントをやっていきたいと思います。














