期待から一転…
当時のジャニーズ事務所が設立した財団が輸送費や獣舎の建設費、餌代などを支援する方針を示し、その額は10億円にも上ると報じられました。
ところが、誘致計画はわずか1年ほどで暗礁に乗り上げます。原因は、尖閣諸島などを巡る日中関係の悪化。パンダ貸与の交渉もストップします。以来、10年以上もの間、仙台でパンダの話題は取り上げられなくなりました。
ジャニーズ事務所はその後、性加害問題を受け「SMILE-UP.」(以下、スマイルアップ社)に。救済や補償を担う会社へと変わりました。日中関係は現在、厳しい状態が続いています。東京の上野動物園にいる双子のパンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」も来年1月中国に返却され、国内では半世紀ぶりにパンダがいなくなります。
仙台市のパンダ誘致も、すでに立ち消えになっていると思い当局に聞いてみると…、














