
普段通りに家を出た16歳の息子の命が突然奪われ、しかも、はねた車のドライバーは飲酒運転だった。
講演で三浦さんは、「警察からの電話を受けた娘の顔が、みるみる間に真っ赤になった。何が起きたのか、何をすべきだったのか、分からなかった」などと、当時の混乱と悲しみを、涙ながらに振り返りました。
▼三浦由美子さん
「毎日流れてくる事故のニュースを“他人事”として聞き流していた私たちは、何の前ぶれもなく“当事者”になりました」
▼三浦由美子さん
「電話口で『赤と白の競技用の自転車で、前輪と後輪の色が違う』と息子の自転車の特徴を言われた時、伊織であることを納得するしかありませんでした」
講演を聞いたのは、伊織さんと同世代の高校生たち。真剣な表情で、三浦さんの言葉を受け止めていました。
▼講演を聞いた高校2年生・小松春風さん
「今後は交通ルールを守って、左右確認をして、誰も事故にあわない学校生活を送っていきたい」














