広島県警福山西警察署は18日、2022年6月からことし11月にかけて、3種類64冊の行政文書を誤って廃棄していたと発表しました。誤廃棄による個人情報の流出は無いということです。

福山西警察署によりますと、2022年から2024年の間に実施された文書廃棄作業で▽2021年度の車庫証明申請届に関する書類一式59冊(8835件)
▽2021年度中の通行禁止道路通行許可申請書一式4冊(390件)
▽2023年度中の緊急工事申請受理簿1冊(件数不明)
を他の廃棄文書と混在させ、保存期間が満了する前に誤って焼却処分した可能性があるということです。

10日に署員が保存文書の整理を行っていた際、書庫に保管されているべき文書が無いことを発見し、それらの廃棄記録が無かったことから誤廃棄が発覚しました。

誤廃棄によって、車庫証明申請者や行政書士の個人情報や緊急工事を申請した事業者の企業情報などが消失されましたが、外部に流出はしていないということです。

福山西警察署コメント「関係者となる方々にはご心配をおかけすることとなり、深くお詫びいたします。今後、文書の取り扱いについて、より厳格な管理を行うとともに、個人情報の慎重かつ適切な取り扱いについての職員の意識付けを深め、再発防止に努めてまいります」