富山市の中学生3年生の女子生徒が自殺した問題で、いじめの有無などを調べる第三者委員会の委員がいまだ決定していないことがわかりました。設置の決定から2週間以上が経ちますが、外部の有識者3人も含め、各職能団体からの推薦が今のところ1件もないということです。

これは、15日開かれた富山市議会総務文教委員会で村石篤議員の質問に対し、富山市側が明らかにしたものです。

富山市教育委員会では11月29日、北部中学校の3年生の女子生徒が自殺したことを受け、いじめの有無を含めて自殺の原因を調査する第三者委員会の設置を決めました。

委員会は弁護士と学識経験者、社会福祉士の3人を委員に選任して12月中に発足させ、2023年1月以降、半年間をめどに調査を行う方針ですが、いずれも委員も決まっていないことが市側の答弁でわかりました。