「とある妄想しがちなファンのドラゴンズ見聞録」
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム
ユーティリティからチャンスをもぎ取りレギュラー筆頭候補へ

山本泰寛選手は名門、慶應義塾大学から読売ジャイアンツに入団し野球界のエリートとも言える経歴を辿る。しかし、そんな華々しい経歴の末に苦労もあった。トレードで移籍した阪神タイガースを2023年オフに戦力外になり、ドラゴンズへ加入した山本選手。後がない状態での奮起もあり、その転機は2年目に訪れた。
開幕前にセカンドのレギュラー候補だった福永裕基選手がケガで離脱し、その代役を託された山本選手がプロ10年目で初の開幕スタメン。そしてサードを任されていた石川昂弥選手が極度の不振で二軍降格、ショートの村松開人選手もケガで離脱するなどあり、セカンドから始まり、ついにショートのポジションにつくことになった。派手さはないかもしれないが堅実ないぶし銀の守備でドラゴンズの内野を守り切った。
藤嶋健人投手「二遊間のケガが多い中、そこからその穴を埋めるように活躍されていたので、チャンスをモノにしたという感じ。見ていてすごいなと思っていました。たまに呼び捨てにちゃうんですよね、ベンチで試合を見ているときに『ヤスーー!!』って言っちゃいます笑」
田中幹也選手「本当に勉強になるので、僕は勝手に『師匠』と呼んでいるんですけど、教科書に載るようなプレーというか、堅実なプレーをするので、いつも勉強させてもらってます」
5月のジャイアンツ戦では二打席連続のホームランを放つなど打撃でも存在感を見せつけた。キャリアで、6本塁打だったのが、今季は4本塁打、84安打、23打点、14犠打という各成績でキャリアハイを更新した。出場試合数も自己最多の112試合で、本人も充実したシーズンが送れたと語っている。














