福島第一原発3号機の燃料デブリの取り出しに向けて、12月初めに計画されていた小型ドローンを使った内部調査について、東京電力は、トラブルのため、12月中の調査を断念したと発表しました。

東京電力は、福島第一原発3号機の燃料デブリの取り出しに向けて、格納容器内で小型ドローンを使った内部調査を12月初めに開始する予定でした。しかし、試験段階でドローンを搭載した装置を格納容器につながる配管に押し込んだところ、前に進まなくなるトラブルが発生し、調査は延期されていました。

東電は、原因を調べるため、12月中の調査を断念したことを16日に発表しました。今後は、ドローンを搭載する装置に新たなカメラを設置し、配管内の状態を調査することにしています。