2023年5月に新潟市でG7新潟財務相・中央銀行総裁会議が開かれるのを前に、各国の要人を警護する訓練が報道陣に公開されました。

要人警護技術力の強化を目的に行われたこの訓練には、新潟県警本部に10月に新設された「サミット対策課」の職員ら、警察官およそ30人が参加しました。

要人を乗せた車を囲む列に侵入しようとする車を制止させる訓練や、安倍元総理銃撃事件のときのように、拳銃を持った不審者が聴衆から現れた際に要人を守りながら避難させる訓練などを行いました。

【警備部サミット対策課 梅沢篤警部】
「総裁会議では多くの外国要人の方の来県が見込まれます。それだけ注目度の高い会議であり失敗が許されない任務であると感じております」

県警本部の山田知裕本部長は、訓練について「緊張感があるものだった」と評価し、「今後も訓練を積み重ねて強固な警護隊を作ってほしい」と話していました。