鹿児島県は来年度から、男女共学化となり、自宅からの通学生も受け入れる肝付町の県立楠隼中学校の出願倍率について、3.25倍だったと発表しました。新たに募集した女子だけでも60人の定員を超えました。

楠隼中学・高校は2015年、公立としては全国で初めて全寮制の男子の中高一貫校として、肝付町に開校し、来年度、中学に入学する生徒から女子と自宅通学生を受け入れる方針に変わりました。

県教育委員会によりますと、楠隼中は募集定員60人に対し、195人が出願し、倍率は3.25倍でした。195人の内訳は男子133人、女子62人で、女子だけでも定員の60人を超えました。
また、県内からの出願者は前年度から84人増えて141人でした。

前年度の1.93倍から倍率が大きく上がったことについて、県教委は「通学生の受け入れと共学化の効果もあった」としています。

楠隼中学校の入試は来年1月18日に行われ、1月28日に合格が発表されます。