大麻や覚せい剤といった違法な薬物の密輸を水際で防ぐ麻薬探知犬。
その麻薬探知犬を7年務め、県内で歴代最多の摘発数を誇る『エディ号』が15日に最後の仕事を迎えました。

手荷物や貨物、郵便物に隠された大麻や覚せい剤といった違法な薬物の密輸を未然に防ぐため、特殊な訓練をつみ空港や港などに配備される『麻薬探知犬』。
およそ7年間にわたり不正薬物の摘発に貢献しきた『エディ号』が12月15日に最後の仕事を迎えました。
エディ号が麻薬探知犬としてデビューしたのは2016年。
RBCではデビュー当時のエディ号に密着取材していました。
当時パートナーを務めていた比嘉さんと横一列に並んだスーツケースの中から薬物が入っているものを探し出していきます。

担当ハンドラー(当時)比嘉大吾(ひがだいご)さん
「1件でも多くエディが活躍できるよう私もサポートして大きい麻薬を見つけて。エディの名前がどーんと世の中に出るように頑張りますので宜しくお願いします」

あれから7年、当時のパートナー比嘉さんの期待に応えるかのように、県内で活躍した麻薬探知犬の中で歴代最多となる8件の不正薬物の摘発にエディ号は貢献してきました。
そしてきょう、那覇空港で麻薬探知犬として最後の仕事を終えたエディ号の引退セレモニーが開かれ、エディ号のこれまでの功績を称えて好物のドッグフードが贈られました。

担当ハンドラー(現在)宮城生(みやぎしょう)さん
「退役後も元気な性格を活かしてたくさん遊んでもらって、より幸せになってほしいなと思います。本当に長い間お疲れ様でした」
エディ号は今週末にも県内の里親に引き取られる予定です。
那覇空港では国際線の再開により麻薬探知犬のさらなる働きが期待されていて、エディ号の次に活躍する新たな麻薬探知犬が来年4月のデビューに向け現在、訓練中だということです。