日銀が企業の景況感を調べた12月の「短観」で、「大企業・製造業」の判断は3期連続で改善しました。

日銀の企業短期経済観測調査では、3か月ごとにおよそ9000の企業の景況感を調べます。

業況が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を引いた業況判断指数で、代表的な指標の「大企業・製造業」はプラス15でした。アメリカの関税政策をめぐる不確実性が低下したことなどから前回の調査から1ポイント上昇し、3期連続の改善です。

一方、サービスや金融などの「大企業・非製造業」は前回から横ばいで、プラス34でした。

日銀は今週開く金融政策決定会合で政策金利を0.75%に引き上げる公算で、今回の内容は利上げ判断を後押しするものとなりそうです。