■日本の“同性婚”に関する法制度の現状とは?

一方、日本では同性婚をめぐり、札幌や東京や大阪などの5か所で集団訴訟が起こされています。

東京地裁は11月30日、同性婚を認めない今の法律は「合憲」と判断。原告側の訴えを退けたものの、同性同士が家族になる法制度がない現状について「違憲状態」と指摘しています。

■アメリカで同性婚の権利獲得 日本でも追い風となるか

国山ハセンアナウンサー:
今回、アメリカで成立した法律には婚姻は男女間で行われると限定した1996年の“結婚保護法”の廃止も盛り込まれています。

小川彩佳アナウンサー:
アメリカの今回の動きについて、日本で同性婚訴訟を起こしている原告の一人は、「『結婚は男女だけのものだ』という概念を日本の訴訟ではなかなか乗り越えることができない。そこを完全に覆したアメリカの動きは大きな転換になる。当事者として、大変喜ばしい」と話しています。