戦後80年の今年、指宿市の海軍航空基地をテーマにした紙芝居を子どもたちが制作し、披露しました。

(紙芝居)「82人の未来ある若者が見送る人さえない月明かりの中を飛び立ち、その命を国のためにとささげた」

この紙芝居は太平洋戦争中、特攻隊員の出撃基地となった指宿海軍航空基地をテーマにしたものです。

82人の特攻隊員が飛び立ち、犠牲になるなどした戦争の記憶を語り継ごうと、指宿市内の子どもたちも制作に加わり、13日、指宿図書館で披露されました。

(紙芝居)「どんなもめごともよく考えて言葉を尽くせば必ず分かりあえると信じている」

(指宿商業高校3年 松崎千桜さん)「身近なところだからこそ、そういう歴史があったことをあとにつないでいくことは大切」

(紙芝居の制作に携わった・NPO法人下吹越かおるさん)「まずは知ること。知るきっかけづくりに紙芝居がなればいい。今後、子どもたちが伝えていく一つのツールとして紙芝居が役に立つといい」

紙芝居は指宿市のすべての小中学校と県の図書館などに寄贈するということです。