駐車場での事故を防ぐために、高知県いの町の量販店で、交通安全教室などが開かれ、地元の保育園児やその保護者、買い物客などに交通安全を呼びかけました。土佐警察署管内では、10月末までに1242件の交通事故が発生していますが、そのうち約3分の1の396件が駐車場で発生しています。
12日、いの町の量販店で行われた啓発活動のイベントに集まったのは、いの町立天神保育園の園児やその保護者など、約30人です。
駐車場での事故の多さや危険についてを知ってもらうために、土佐警察署が毎年この時期に行っています。
土佐警察署によりますと、土佐署管内では10月末までに1242件の交通事故が発生していますが、そのうち約3分の1の396件が、量販店などの駐車場で発生しています。
事故を起こした人の年代は、65歳以上の高齢者が175件、64歳以下が199件などとなっています。
また、土佐署管内で特に事故の発生が多い駐車場5箇所で、事故の原因を調べたところ、64件のうち39件が後退中=バックしているときの事故ということです。原因は後方不確認が大半を占めるということです。
これを受け、土佐警察署はイベントの中で、交通安全教室を実施。参加した園児やその保護者らは、駐車場には死角が多いことや、飛び出しを防ぐために保護者は子どもと手をつなぐことなど、駐車場での事故を防ぐ注意点を学びました。
▼土佐警察署田邊清典交通課長
「車を止めるときは後退で駐車をして、次に出るときに出やすいような前進のかたちで車の駐車をすることによって、特に(駐車場内は)後退中の事故が多いのでそれを防げるかなと思います」

そのほか、園児たちはチラシなどが入った啓発グッズ100袋を買い物客に配り、安全運転を呼びかけ、駐車場での交通安全への意識を高めていました。














