盛岡市保健所は11日、市内の教育保育施設2か所で感染性胃腸炎の集団発生があったと発表しました。計33人に症状がありました。

それによりますと、利用者と職員計50人以上が在籍する教育保育施設で、11月25日から12月4日にかけて利用者15人が嘔吐や下痢などの症状を訴えました。有症者9人を検査した結果、8人からエンテロウイルスやアストロウイルスが検出されました。
また、利用者と職員計100人以上が在籍する別の教育保育施設で、11月23日から12月5日にかけて利用者18人が嘔吐や下痢などの症状を訴えました。有症者7人を検査した結果、6人からサポウイルスが検出されました。
2つの施設で症状のあった人は、いずれも回復または回復傾向にあるということです。
2025年度に盛岡市内で発生した感染性胃腸炎の集団発生は25件(岩手県内44件)となりました。2024年の同じ時期は12件(県内23件)でした。