遺体を前に涙――犯人への憎しみ「見とけよ、貴様」
橋本浩輔さん(元福岡県警捜査1課長)
「ご遺体と対面した時はやっぱり涙が出ましたね、本当」
刑事の世界には「罪を憎んで人を憎まず」という言葉がある。
だが、この時は違った。
橋本浩輔さん(元福岡県警捜査1課長)
「正直言いましてこの時は憎みましたね、犯人のことをね。先ほども言いましたけど、やっぱり『この野郎』と思ったですね。『見とけよ、貴様』と思ったですね。やっぱり早く捕まえてやるという、やはり燃えましたね」
犯行形態を見れば、通り魔的だ。
次の事件があるかもしれない。
早期に犯人を割り出し、逮捕する。
決意はさらに固まった。














