「秋の色」ってどんな色?

TBS総合嗜好調査で他にある季節の質問は、「その季節を表す気分や感じに近いと思う色」というもの。15個の選択肢(「この中にはない」含む)から、その季節にあてはまる色を1つだけ選んでもらいます。本コラムでは、過去に「春」や「夏」の色を取り上げました。

今回は「秋」について、10代・30代・50代・70代と4つの年代で集計してみたところ、結果は次の棒グラフのようになりました。

全体としては「ちゃいろ(茶色)」や「オレンジ」の選択率が高い印象で、それに「あか(赤)」や「きいろ(黄色)」、「ベージュ」が後続。

特に茶色は、どの年代でも4人に1人が秋にふさわしいと回答。しかし、その他の色には年代差がみられ、オレンジや赤は比較的若い層の選択率が高いものの、70代では低調。逆に特に70代で選ばれたのが黄色でした。

「なぜその色が秋の感じなのか」という理由は尋ねていないので、ハッキリしたことはいえませんが、枯葉や落ち葉から茶色が、紅葉からオレンジや赤、黄色がイメージされているのでしょうか。オレンジは柿やミカンなど、秋に出回る果物のイメージもあるかも。

「秋の日は釣瓶(つるべ)落とし」という通り、すぐ日が落ちる秋。赤々とした夕焼けに「もう暮れてしまうのか」ともの悲しくなったりして。