売り上げが去年に比べ8割減のカキ業者はー
中野社長は、水温の高さに限らず、海の状態が変わってきていると感じています。

中野水産・中野良広 社長
「単なる高水温と高塩分だけじゃないと思う。餌もないし、何もかもが重なってんじゃないですかね貧酸素もあるし」
「これは普通ですよね。ちょっとグレーっぽいものが多い(味は?)味は変わらないと思うんですけどね」
生き残ったカキは、身が小さく、色も悪いといいます。中野水産では、11月の売り上げが去年に比べて8割も減ったそうです。中野水産では、海外からの技能実習生など従業員の作業時間を削減。その時間を死んだカキの殻の粉砕処理やわずかに残ったカキの出荷に当てるなど、苦渋の対応を続けています。さらに気がかりなのは、来シーズンに出荷する予定のカキの状況です。まだ養殖する途中の若いカキにも被害が及び、大量に死んでいるといいます。
中野水産・中野良広 社長
「(来シーズンのカキも)6割7割、ひどい人は8割、9割死んどる人もおります。対処のしようがない…もしも来年死んだら、やっぱり辞める人も出てくるんじゃないんですかね」














