岩手県は10日、東日本大震災から15年の節目となる2026年の3月11日、県主催の追悼式を盛岡市で開催すると発表しました。内陸・盛岡市での開催は2024、2025年に続いて3度目です。
これは10日開かれた知事の定例記者会見で発表されたものです。県は2011年3月11日に発生した東日本大震災津波の犠牲者を慰霊、追悼するため、2012年から毎年3月11日に追悼式を開催しています。
2023年までは被災した沿岸12市町村のいずれかを会場にしてきましたが、参列する要人の警護や会場となる施設を確保する問題から各自治体の負担になっていたといいます。また、沿岸市町村から「単独で静かに追悼したい」との意向もあったとして、県は2024年に初めて内陸を会場にして、盛岡市のトーサイクラシックホール岩手で追悼式を開催しました。盛岡広域の8つの市と町で構成する盛岡広域首長懇談会と共催で、2025年も同じ会場で開かれました。
達増知事は10日の会見で、発生から15年の節目も内陸で追悼式を開催することについて「広く県内からも県外からも参加しやすい」などと述べ、沿岸自治体も賛意を示したと説明しました。














