ダジャレが「実用的」に進化

使い方だけではなく、ダジャレの中身も進化しています。

≪いただきマングース≫、失敗して終わった時に≪終わりンゴ≫とか」(大学生)
≪おはようグルト≫≪ただい抹茶ミルク≫。仲いいからこそふざけたくなっちゃう」(大学生)
「寝る前に、≪おやすミンミンゼミ≫とか言う」(高1女子)
「『お疲れ』と『疲れた』を混ぜて≪お疲れたんぽぽ≫」(高2女子)

一昔前は、「布団が吹っ飛んだ」や「アルミ缶の上にあるミカン」など、あまり意味のない状況を描いたモノで、ただ笑わせることだけが目的でしたがー

高3女子:
「布団が吹っ飛んだは、使うところがない。“実用的じゃなさすぎる”

いまの若者にとっては“会話の中で使えるか”が大事で、それゆえ「ネオダジャレ」は≪ただいマンボー≫や≪やばたにえん≫≪うれシーサー≫など、挨拶や語尾などをもじったり、韻を踏んだものが多いのです。

絵文字もダジャレに使います。

20代女性・大学生:
「『~かも』の“かも”をカモの絵文字、『たしかに』の“かに”をカニとか、みんな結構使っている」

他にも「家に帰る」でカエルなど、文章の語尾を“ダジャレ”の絵文字に。

LINEスタンプも「ダジャレ」が人気

LINEのスタンプも、ストアで検索すると5000個以上の「ダジャレスタンプ」が販売され一大ジャンルとなっています。

高1女子が使っているのは、キャラクターが雪だるまに扮して「ゆきまーす」などのパターン。

高3女子は、レモンの絵に「がんばレモン」など、“ダジャレと食材”を使っているスタンプなど。

ちなみに、今回の取材で約40種類以上が出てきた「ネオダジャレ」ですが、一番人気だったのがー

≪まかセロリ≫とかめっちゃ使う」(高3女子)
「俺に≪まかセロリ≫。『任せろ』って普通にいうとダサいというか、そのままなんで」(10代男性・大学生)
「『任せろ』よりかわいい」(高2女子)

令和に進化を遂げた「ネオダジャレ」が、新たなコミュニケーションツールとして広がっています。

(THE TIME,2025年12月10日放送より)