気づけば、今年もあと20日余りです。鹿児島の伝統的工芸品に指定されている薩摩錫器の工房で、来年の干支の置き物作りがピークを迎えています。
300年以上の歴史があるとされる伝統的工芸品「薩摩錫器」。錫の置物は、錆びずに、割れないことから縁起が良いとされています。
霧島市国分の岩切美巧堂では、来年の干支「午」の置物づくりがピークを迎えています。

職人がひとつひとつ丁寧にやすりで削り、馬の表情や毛並みを仕上げていました。大小9種類・あわせておよそ400個作る予定だということです。

(岩切美巧堂 岩切洋一専務)「今年は霧島市で水害が起きた。来年は午年、飛躍の明るい1年へ思いを込めて制作」
価格は1つ、1万1000円から88万円まで。

こちらの88万円の置物は重さがおよそ15キロあり、およそ3か月かけて作ったそうです。
全国の百貨店やインターネットなどで販売されています。














