「助けて」と言える社会に

「弱ってきたから助けてください」と素直に言える社会になるといいなと話す金子さん。

28年間、4人の命と向き合い続けた彼女の言葉は、これから介護を迎える私たちすべての「予習」であり、現在進行形で悩む人への「エール」でもあります。

講演会の後、金子さんに「介護、大変でしたね」と話すと、笑顔を見せながらこう話しました。

「介護はね、本人が生きようとする力を後押しすることなんです。病気になっても、みんな生きたいんです。それを、後押しするのが介護なんですよ」

(前編:「私は義父が大嫌いでした」“深夜徘徊”に追い詰められた73歳女性 「嫌がらせじゃなかった」と気づいた意外な理由 から続く)