県は、曽於市で豚熱に感染した野生のイノシシ2匹が見つかったと発表しました。曽於市で確認されたのは初めてです。

県は、曽於市で今月1日と4日に見つかった野生のイノシシあわせて2匹が、遺伝子検査の結果、豚熱に感染していたと発表しました。

県内では、先月からこれまでに豚熱に感染した野生のイノシシが霧島市で5匹確認されており、今回、曽於市で初めて確認されたことで、県内では7例となりました。

県は、感染拡大を防ぐため、消毒の徹底やワクチン散布などの対策を強化しており、これまでのところ、霧島市や曽於市の養豚場で、異常は確認されていないということです。

県は「豚熱の発生リスクが一層高まっている」として、山林に立ち入るときは
▼ウイルスを拡散させないよう靴の泥を山で落とす。
▼死んだイノシシを見つけたら触れずに、県や市町村に連絡することなど注意を呼びかけています。