「家で稼げる仕事、興味がある方は『資料希望』などと送ってください」いうSNSの投稿をきっかけに、高知市の20代の女性が、およそ65万円をだまし取られる詐欺被害に遭っていたことが分かりました。
高知県警の調べによりますと、4日、高知市に住む20代女性が、スマートフォンでSNSを閲覧していたところ、「お家で稼げる仕事。興味がある方は資料希望などと送ってください」などと、記載された投稿を見つけました。
女性が、投稿に添付されていた別のSNSアカウントを追加すると、「山口柚希」という人物とつながりました。
女性が「山口」から説明された業務内容は、「ショッピングサイト上で、女性のアカウントの資金残高を使い、実際には商品を購入しないのに購入したかのように見せかけて注文し、商品の評価を高める」というものでした。
「山口」は女性に「約10分ほどで完了するため、空き時間をうまく活用できる。基本給は4日間連続出勤で8万円、30日間連続出勤で35万円、最大で合計68万円の基本給を受け取ることが可能」などと説明しました。
そして女性は、「山口」から送られてきたURLでアカウントを取得し作業したところ、女性のアカウント上の「今日の収益」欄に報酬が入ったということです。
しかし、購入する商品が少しずつ高額になり、女性のアカウント上の残高が不足するようになったところで、山口から「不足分を入金することで補うことができる」などと言われ、女性は電子マネーや現金で約65万円を振り込んだということです。
高知県内では今年に入り、特殊詐欺の被害が100件発生していて、過去最多の件数となっています。被害総額は4億8660万円にのぼっています。














