広島県の広陵高校・硬式野球部で起きた暴力事案で、広島地検は9日、少年2人を広島家庭裁判所に送致しました。

この事案は、ことし1月、学校内の寮で、規則で禁止されていたカップ麺を食べた当時の1年生が、複数の当時2年生の部員から暴力を加えられたものです。

広陵高校は1日、「3年生2人を暴行の疑いで書類送検した」と警察から連絡があったことを明らかにしていました。

広島地検は9日、この少年2人を暴行の非行事実で家庭裁判所に送致したと発表しました。

広島地検によりますと、少年2人は野球部の寮で1人は胸部を、もう1人は頬をそれぞれ手で殴打したとされています。

広島地検は少年2人の認否については明らかにしていません。今後少年2人は家庭裁判所で詳しい調査が行われる予定です。