気象庁と内閣府は青森県東方沖で発生した最大震度6強の地震を受け、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表する方針を固め、午前2時から会見を行います。この情報が発表された場合、気象庁は、政府やそれぞれの自治体からの呼びかけに従って防災対応をとるよう求めています。

きのう午後11時15分ごろ、青森県で最大震度6強を観測する地震がありました。震源は青森県東方沖で、地震の規模を示すマグニチュードは7.6と推定されます。これを受け気象庁は、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を初めて発表する方針を固めました。

この情報が出された場合、北海道の根室沖から東北地方の三陸沖にかけての太平洋の海底では、新たにマグニチュード8クラス以上の巨大地震が発生する可能性が普段よりも高まっていると判断されたことになります。

もしこの領域で新たな巨大地震が発生した場合、北海道から千葉県の太平洋沿岸を中心に巨大な津波が到達する可能性があるほか、広い範囲で強い揺れが想定されます。

この情報が発表された場合、気象庁は、地震への備えをするとともに、政府やそれぞれの自治体からの呼びかけに従って防災対応をとるよう求めることになります。