長崎と450年以上にわたって交流を続けるポルトガル。その文化や歴史を身近に体験できるイベントが、8日から長崎県庁で始まりました。

今回初開催の「ポルトガル・フェスタ」は、おととし県とポルトガルが結んだ連携協定に基づき互いの文化などを知ろうと企画されました。

会場では本場のポルトガルワインや「エッグタルト」などが販売され多くの来庁者で賑わっています。

こちらはポルトガルのお年寄りが手作りした刺繍です。

購入した人「ポルトガルのおばあちゃんたちが刺繍で作ってて。1つ1つ手作りだと聞いたので素敵だなと思って」

ポルトガルとの関係は、1571年のポルトガル船の来航と長崎の開港に遡ります。

いまも長崎市とポルト市、大村市とシントラ市が姉妹都市提携を結ぶなど、長崎は日本における交流拠点の一つです。

ポルトガルからもたらされたカステラや金平糖、天ぷらといった食文化は、いまや日本の味として定着しました。

イベントではポルトガルの伝統的なタイル「アズレージョ」風の絵付けも体験でき、参加者は思い思いに異国情緒を楽しんでいました。

県文化観光国際部・平山百合子係長「多くの県民の方に、もっとポルトガルと長崎の交流のことを知っていただき、それが今日まで根付いていることを、直接感じていただければと思います」
県庁でのイベントは9日の夕方まで行われるほか、県内各地での関連イベントは今月15日まで続きます。














