“悪意なし”な上司の指導で傷つく? 職場での認識ギャップ

山形純菜キャスター:
一方、上司の世代にあたる60代や50代は参加意欲が低い結果となっていますが、これには、職場でのやり取りが関係しているかもしれません。

日本リスクコミュニケーション協会の調査によると、スケジュールに悩んでいる部下(非管理職)に対して上司(管理職)が「なんとかなるよ、とにかくやってみて!」と言ったとき、「いやな気持ちになる」という20代は48.3%、30代は40.4%。

こうした“悪意がない”上司の指導で傷ついた経験があるという割合も、60.7%となっています。(非管理職・直近2年間で)
(「無意識バイアスの指導についての意識調査」日本リスクコミュニケーション協会)

若い世代に対して考えることを聞いてみると、60代女性は「何がいけないのかも分からない。(忘年会での会話は)『美味しいね』くらい…」。

また、忘年会に参加したいという60代男性も「自分の子どももそうだが、『(忘年会に)メリットは?」と感じているのでは…。席順も僕らが気を遣う」と話していました。

大和田美帆さん:
忘年会は普段話せない大御所の先輩と話せるいい機会だったので好きでした。でも今は、まさに60代女性と同じように「何がいけないのか分からない」と思ってしまいます。

こういうのはコミュニケーションだと思うので、想像して「悪気はない」と思って、傷つかないでほしいです。難しいですね…。席順なども「いろいろな人と話せる機会」と思えない人もいますよね。