鹿児島県内全ての小中学校で行われている土曜授業で、初めてとなる廃止の動きです。徳之島町と天城町が来年度以降の廃止を決めたことが分かりました。

土曜授業は、「ゆとり教育」などで全国的に無くなりましたが、県内では2015年度から全ての公立小中学校で再開しました。全県で行っているのは九州では鹿児島だけです。

県教委は今年9月、来年度以降は、「月1回程度」から、「実施する場合は年3回程度まで」に変更する方針を各市町村の教育委員会に通知し、「実施しない」選択を事実上、認めていました。

こうした中、徳之島町と天城町が、今年度6回実施していた土曜授業について、来年度以降の廃止を決めたことが分かりました。廃止を決めた自治体は、2015年度に全県的に始まって以来、初めてです。

徳之島町と天城町は、いずれも「教員の働き方改革や児童・生徒の負担軽減」を廃止の理由に挙げています。廃止の動きが今後さらに広がるのか注目されます。