北海道教育委員会は8日、教育データベースを提供する東京の会社が不正アクセスを受け、北海道内の一部の小中高校で実施した児童や生徒の心理状況を把握するアンケートに関する個人情報が流出した可能性があると発表しました。
今のところ、ネット上で個人情報は確認されていません。

北海道教育委員会によりますと、民間企業が運営する「EdvPath(エデュパス)」は、学校向けのアンケートで、児童や生徒がネット上でいくつかの質問に答えることで、自己肯定感や社会性などの心理状況を把握するものです。

アンケートは各学校ごとに任意で実施され、北海道内では高校18校、小学校5校、中学校5校で利用していました。

12月3日、「エデュパス」を運営する会社から、第3者からの不正アクセスを受け個人情報が流出した可能性があると報告を受け、事態が判明しました。

流出の可能性があるのは、児童生徒の名前やメールアドレス、ログインID、性別、回答したデータなどです。

北海道教委によりますと、「エデュパス」は現在、システムの対策を終えていて、これまでにネット上への個人情報の流出は確認されていないということです。

また、運営会社は各学校や保護者あてに謝罪文の送付を終えているとということです。