あいつの命日は6月25日。

6月24日夜9時、僕の研究室に新聞やぶいたの持って、
「水谷先生!」
マサフミが飛び込んできた。

「おお、どうしたマサフミ」

あいつこう言ったんですよ。

「水谷先生、俺わかっちゃったよ。先輩からこの新聞もらって。
俺、先生じゃシンナーやめられんね。
先生、クソの役にも立たないや。」