■ジャパンゴルフツアー表彰式(8日、ANAインターコンチネンタルホテル東京)

日本ゴルフツアー機構(JGTO)は8日、都内で2025年のジャパンゴルフツアー表彰式を行い、初めて賞金王に輝いた金子駆大(23、NTPホールディングス)が最優秀選手賞、パーキープ率賞、ゴルフ記者賞の4冠を手にした。今季は国内男子ツアーは24試合で12人が初優勝を果たすなど群雄割拠となった。

石川遼(18歳80日)、松山英樹(21歳279日)に次いで史上3番目の若さで賞金王に輝き、最優秀選手賞も獲得した金子、現在は米ツアー予選会に出場のために欠席。代わりに母・久美さんが壇上に上がった。「本当にこの1年、よく頑張ったなと」と孝行息子を褒めた。さらに「夢は海外で活躍したいことだと昔から目標がありましたので、その第1歩に近づけたかなと思います」と米ツアー予選会に挑む息子にエールを送った。

そして、日本オープンを制し、米メジャーのマスターズ出場を決めた片岡尚之(27、ACN)は4シーズンぶり2度目の平均パット賞を獲得「(最終戦前でトップと)0.6(パット)離れていて、さすがに逆転はないでしょうと思っていたら、最終戦でパットが入ってくれて1位になることができて嬉しいです」と話した。

日本で一番パットが上手い男が米メジャー屈指の高速グリーンのマスターズに挑戦する「日本オープン優勝してから、もうマスターズのことで頭がいっぱいで、あと4か月ぐらいなので準備して、いい結果を残したい」と語った。

「正直、不安の方が強いですけど」と話し、「まだテレビで見てしかいない、行ったことがないので。どういう感じなのかしっかりチェックして、その中で通用したら凄く嬉しいし、そこでダメならより頑張ろうという気持ちになれるのでとりあえず挑戦してみる」と気合を込めていた。

【2025年度ジャパンゴルフツアー表彰式受賞者一覧】

■最優秀選手賞
金子駆大(23、NTPホールディングス)

■賞金ランキング賞
金子駆大

■ポイントランキング賞
生源寺龍憲(27、フリー)

■オールアラウンドランキング賞
生源寺龍憲

■最優秀新人賞 島田トロフィ
杉浦悠太(24、フリー)

■ACNツアーツアー年間王者
若原亮太(27、フリー)

■平均ストローク賞
蝉川泰果(24、アース製薬)

■平均パット賞
片岡尚之(27、ACN)

■パーキープ率賞
金子駆大

■パーオン率賞
西山大広(27、ロピア)

■バーディ率賞
河本力(25、大和証券)

■イーグル率賞
出利葉太一郎(24、フリー)

■ドライビングディスタンス賞
河本力(24、大和証券)

■フェアウェイキープ率賞
勝亦悠斗(31、フジゴルフセンター )

■サンドセーブ率賞
時松源蔵(32、ロピア)

■トータルドライビング賞
比嘉一貴(30、フリー)

■ゴルフ記者賞
金子駆大