沖縄をテーマに平和や人権を考える「大阪憲法ミュージカル」が大阪府門真市で開かれました。

 「大阪憲法ミュージカル」は弁護士などでつくる実行委員会が2008年からはじめたもので、演じているのはオーディションで選ばれた6歳から82歳までの77人の市民です。

 今回の公演のテーマは沖縄で、ガジュマルの木に住む精霊「キジムナー」の目を通して多くの住民が亡くなった太平洋戦争末期の沖縄戦、それに米軍普天間基地の移設など、戦時中も戦後も翻弄され続けた沖縄の姿を描いています。

 (実行委員長・田中俊弁護士)
 「沖縄はいつも犠牲になっている。沖縄のミュージカルを見て、平和の大切さ、戦争はだめだということを多くの人に知ってもらいたい」
 「若い人にも来てほしい。戦争体験がない人に見ていただいて、平和の大切さ、過去にどんなことが実際に行われたのか、現在どんなことが行われて、どっちの方向に行こうとしているのか、考えるきっかけにしてもらえれば」

 「大阪憲法ミュージカル」は12月20日、吹田市文化会館でも公演されます。

 チケットは「大阪憲法ミュージカル」のホームページでも購入できます。