東日本大震災の津波で多くの職員が犠牲になった岩手県大槌町で7日、「伝承碑」の除幕式が行われました。


7日は職員の遺族や震災伝承に取り組む大槌高校の生徒など計約40人が集まりました。伝承碑は遺族の一部と職員の有志が建立したのもので震災前に役場庁舎が建っていた土地の一角を町から無償で借り受けて建立しました。


「伝承と追憶の碑」と名付けられ、訓練の経験が生かされず職員40人が津波の犠牲になったことなどが刻まれています。

当時、福祉課の職員だった娘を亡くした小笠原人志さん(釜石市)は「行政の適切な判断がなければ住民の命を守ることができないという教訓になれば」と話していました。














