有力な候補地が2か所に絞られ、進展を見せつつあるサッカースタジアムの建設費をどこが負担するのか?
5日の県議会では、県議から「県に財政的な余裕はなく、鹿児島市が負担すべき」との意見も出ました。県の見解は?
県と鹿児島市が「オールかごしま」で取り組むサッカースタジアム計画。県と市は有力な候補地として、鹿児島市与次郎の鹿児島サンロイヤルホテル跡地と県立鴨池庭球場の2か所に絞り込んでいます。
今後、候補地が決まり建設も決まった場合、誰がその費用を負担するのか?
事業費488億円が見込まれる新たな県の総合体育館の整備を控えた中、きょうの県議会で県議からは、県の費用負担に反対する意見が出ました。
(自民党県議団 長田康秀県議)「県はスタジアムの整備費用を負担する余裕はないと思う。ホームタウンの鹿児島市が負担すべき」
「鹿児島市が負担すべき」との意見に、県の担当者は…
(県観光・文化スポーツ部 桑代毅彦部長)「費用負担のあり方については、整備場所が選定された後、ホームタウンである鹿児島市からスタジアムの機能、規模などの具体的な仕様や、事業費などが示されてからの議論になる」
県は従来の見解を示し、費用負担に慎重な姿勢を崩しませんでした。候補地に進展が見られた一方で、建設費用を誰がどう負担するかは不透明なままです。














