経団連と四国経済連合会との懇談会が愛媛県松山市内で開かれ、四国新幹線の実現などに向け、意見を交わしました。

懇談会にはおよそ160人が参加し、四経連側からは「四国新幹線」について、「地域活性化や防災の観点からも欠かせない」と早期の実現を強く訴えました。

これに対し、経団連の筒井義信会長は「計画の妥当性を丁寧に説明し、国などの理解を得ていく努力が必要だ」と指摘しました。

(経団連・筒井 義信会長)
「なぜこの新幹線というものが、四国にとって意義があるのかという、根本のところからのご説明をよくしていくということと、計画そのものの妥当性ですね、客観性・合理性ですね。こういうものは、しっかり底辺にあるものとして、丁寧に説明をして、各方面の理解を得ていくということは不可欠の取り組みであろうと思います」

そのうえで、筒井会長は実現へ全面的に協力する考えを示し「今後、国への働きかけや機運の醸成を後押ししていく」と述べていました。