愛媛県立伊予高校は、来年度から県内の高校で初めて「教員養成コース」を設置します。それに先立ち、教員を目指す生徒が地元の小学校の授業に参加しやりがいなどを体験していました。

松前町立岡田小学校で行われた「教育体験」に参加したのは、教員を目指すなど、教育関連に興味がある県立伊予高校の1年生と2年生の生徒10人です。

生徒らはまず、運動場で児童らとドッジボールなどをして交流を深めました。そのあと行われた授業では、児童の作った新聞の発表を聞き、感想を話していました。

(生徒ら)
「みんなのために作っとるんやね」
「めっちゃ調べとるね」
「めっちゃ偉い」

このほか算数の授業でも、児童と交流を行うなど教育の楽しさや難しさを学んでいました。

(伊予高校2年・大政瑠菜さん)
「話すのが苦手なので、それを克服していきたいなというのもあって、積極的に話すのを目標に来ました」
(伊予高校1年・南條陽さん)
「授業の板書のしかたや教え方の工夫など分かりやすいように説明するなど色んなまとめ方を知ることができてめっちゃ思い出になりました」

伊予高校は来年度、県内の高校で初めて「教員養成コース」を設置することになっていて、小学校での授業体験のほか、教員による座談会など教育現場を知ることのできる機会を設ける方針です。

また将来的には愛媛大学教育学部と連携し、県内で教員として活躍する人材の育成に繋げたい考えです。