通信環境の悪い工事現場などで、AIロボットを活用するための実証実験が、仙台市役所新庁舎の建設現場で行われました。AIロボットの活用の場を広げ、人手不足の解消や業務の効率化を図ります。

仙台市役所新庁舎で行われている実証実験は、通信環境が悪い工事現場や農場などでAIロボットを活用し、人手不足の解消や業務の効率化に繋げようとするものです。これまでこうした場所では光回線の開通などが必要で、人員やコストの増大につながっていましたが、今回の実証実験では、工事現場の近くに設置した特殊な反射板によってスムーズな通信ができることが確認されました。


郡和子仙台市長:
「工事現場で何かあったときに通報をしなければならない人の目というのが足りない。そこを四足歩行のロボットがAIと通信機能とあわさって、安心安全な職場環境を作ってくれる。すごく大きなこと。」


NTTドコモビジネス東北支社・鈴石建一支社長:
「地域の産業の基盤になるところを通信の面から成果をあげて人手不足とか危険を伴う作業とか鳥獣被害のクマとか、そういうのに対して危険を伴わない形で市民生活の安全を確保に貢献できればと思う」




この実証実験は仙台市や東北大学、ドコモなどが協力して行っているもので、数年後の実用化を目指しています。














