相次ぐ市街地でのクマの出没を受けて盛岡市は5日、隠れ場所になりやすい川沿いで生い茂った草を刈り払いました。
(記者レポート)
「クマの移動ルートや身を潜める場所を減らそうと、背丈の高い藪を中心に刈り取りが行われています」

草の刈り払いが行われたのは、盛岡市の中心部を流れる中津川の周辺です。
5日は午前9時半ごろから、市の職員およそ10人が雪の積もった河川敷などで草を刈り払いました。
作業が行われたのは、中津川に架かる与の字橋から下の橋までの間のおよそ700メートルの区間です。
この付近では10月、クマ1頭が出没し、藪の中で動かなくなったり川沿いを移動したりする姿が確認されています。
川沿いで伸びた草木はクマの隠れ場所になりやすく、市民から除去の要望があったことから市は今回初めて刈り払いを実施しました。

(盛岡市環境企画課 冨手真一課長)
「市民の皆さんも不安を抱いていると思うので、クマが市中心部に来ないような対策を取らせていただきますので、皆さん安心していただきたい」
市は引き続き、市街地にクマが出没しづらい環境づくりに努めるとしています。














