鹿児島県内各地の文化活動を発信する展示会が鹿児島市で開かれています。

ウサギや花などカラフルなちりめんで作られた飾りや釘を使わずに組み立てられた木の「あんどん」。

鹿児島市のカクイックス交流センターで開かれている「県民文化フェスタ」。

鹿児島の伝統や文化を研究している「県文化協会」が開いているもので、今年は北薩地方の会員による絵画や写真など、およそ400作品が並びます。

(来場者)「風景のきれいな写真などいいものがたくさんあった」

またことしは、戦後80年にちなみ、鹿児島にゆかりのある戦争体験者たちをまとめ、遺品と一緒に展示するブースも設けられました。

日置市出身で太平洋戦争の際に外務大臣だった東郷茂徳の書いた本です。直筆の原稿とあわせて展示されています。

(主催した県文化協会 原口泉会長)「私たちの記憶にとどめておきたい人たち。これを見た人が(彼らの)思いを抱いていただけたら」

「県民文化フェスタ」はあさって7日まで開かれていて、入場は無料です。