首長による議会解散権の見直しを求める意見書について、12月5日、伊東市議会本会議で採択が行われ、賛成多数で可決されました。早ければ12月16日にも、国に提出する予定です。

<伊東市議会 中島弘道議長>
「地方公共団体の長の議会解散権に関する制度の見直しを求める意見書を議題といたします」

12月5日、最終日を迎えた伊東市議会の12月定例会。国に対して自治体トップの議会解散権の制度見直しを求める意見書提出について討論が行われました。

<中島議長>
「原案の通り、決定する事に賛成の諸君の挙手を求めます。挙手多数であります」

採決の結果、議員20人中18人が賛成し可決されました。議会閉会後、報道陣の取材に応じた正副議長は次のように述べました。

中島議長
「首長の議会解散権というのを(多くの人に)考えてもらわなきゃいけないんじゃないかということで。自分たち伊東市がやらなきゃいけないんじゃないかということでですね、出させていただきました」

青木敬博副議長
「(議会解散権について)やっぱり法的拘束をかけた方がいいんじゃないかという問題提起をしっかり総務省の方に届けていきたいと思っています」

正副議長は早ければ12月16日にも総務省を訪れ、意見書を直接担当者に手渡す予定ということです。